自治体法務検定は、昇任判断の参考にもなる頼れる検定です

増山様
沼津市役所 人事課
増山様
貴市では人材育成事業としてどのようなことに取り組んでいますか?
人材育成の観点では、研修をメインに実施しています。階層別研修、ハラスメント研修、2022年10月1日施行の育児・介護休業法など、必要と考える職層に対し、その時々に必要なテーマを取り上げて実施しています。

主事級に昇任する段階で試験を行っています。検討段階ですが、主任から係長に昇任する段階の試験を実施することも検討しています。ハードルを設けたいわけではなく、年功序列による昇任よりも意欲の高い若手職員を引き上げられるような仕組み作りを目指しているためです。
貴市における職員の法務能力について、現状をどのように考えているか、法務能力向上に向けた取り組みについてお聞かせください。
配属先や日常業務によって定着する知識が異なるのが現状です。生じてしまう知識の差を補うため、先述した研修や自治体法務検定を採用しています。
貴市では、自治体法務検定の受検者をどのように募集・選定していますか?自治体法務検定を評価いただいた点をお聞かせください。
沼津市では、自治体法務検定の政策法務を採用しております。主事級の7年目の職員に一律で実施しています。庁内でも自治体法務検定の受検は浸透しています。自治体法務検定は、新人でも管理職でもない、中堅層に知っていてほしい内容が網羅されている点を評価しています。人事評価と共に昇任判断の参考にもなる頼れる検定です。
自治体法務検定は難しいとの声もありますが、職員の皆さんのモチベーションの保ち方はありますか?
受検対象者へ通知する際には、「昇任判断の参考資料として使います」と記載することで、意識づけやモチベーションアップを目指しています。
増山さん自身も過去に自治体法務検定を受検されたとのことですが、学習する際に活用したツールを教えてください。
公式テキストを購入して勉強しました。過去のテキストと比較しながら学習を進めることで、効果的に学習できたと思います。
受検後、受検者の方々のご感想はどのようなものがありましたか?課題はありますか?
受検後の感想は「大変だ」というものが多いように感じます。受検へ向けた学習は、平日の仕事終わりや週末に集中していると思いますが、受検対象者は30代前半が多く、育児中の方もいるため、時間確保が厳しいという声もあり、そういった部分に課題を感じています。他自治体の前向きな取組みを参考にしていきたいです。
自治検の学習や検定を通じて、どのような職員になってほしいですか?
自治体職員は、法律や条例に則って業務を実施している認識はあると思いますが、日常業務や部署によっては、法律や条例を意識するまでに時間を要することもあります。主事級の7年目の職員が自治体法務検定を受けることで、自治体の業務が法律や条例に則っていることを意識させる機会にもなっています。 市民のみなさんの様々な状況に対応するためにも、公務員倫理や法令順守(コンプライアンス)意識をもった職員になってほしいです。
今後、自治体における自治体法務検定に期待することをお聞かせください。
昇任判断の参考にもできるような変わらないクオリティが大事だと思います。これからも続けていただきたいです。

(取材日:令和4年6月21日)