問題解決の際には必ず根拠となる法令を探すようになりました

「ステップアップ特典」とは、直近の過去3か年以内の一般受検者(2020年9月検定～2023年2月検定)において、同じ科目の前回受検成績を50点以上上回った方に、翌年発行するテキストを進呈する制度です。

森さんは市川市役所に管理栄養士(専門職)として勤務されています。2023年9月に初めて一般受検で「基本法務」を受検。成績はシルバーでしたが、その後2024年2月に再挑戦し、見事ゴールドの認定を受けられました。

受検の動機を教えてください。

市川市は、管理栄養士も行政職と同じ研修を受けます。受検は任意ですが、昇任のためには一定の点数を取ることが必要になるからです。

学習方法についてお聞かせください。

採用時、法律とは無縁でしたので、学習は一つ一つの積み重ねでした。まず過去問5年分を科目ごとに分け、1問解いてはテキストの該当箇所を読み、さらに判例をユーチューブで調べました。この繰り返しでした。

法律には無縁であったとのことですが、学習のモチベーションは何だったのでしょうか。

正直申し上げると、昇給のためには合格点を取ることが必須でした。しかし前にわからなかったところが、次に解いたときに理解できているようになると、知ることが楽しくなりました。団体受検の後、個人で一般受検したのはそのためです。

思わぬ出会いがあったと伺いました。

そうなのです。自宅ではなかなか勉強に集中できないので、1年間は仕事帰りと休日にカフェで勉強しました。そのカフェで、同じテキストで勉強されている方がいらっしゃったのです。偶然とはいえ、びっくりしました。それを機に、お互い励ましあいながら受検に臨むことができました。良いご縁をいただきました。

普段「法律」を意識されることはありますか。

現在は学校現場を離れ、市教育委員会事務局の業務を行っています。この検定を受けて以来、問題解決の際には必ず根拠となる法令を探すようになりました。改めて社会の秩序は法によって守られていることにも気づきました。法に縛られているのではなく、法に守られているのだなと思うようになったのです。

森さん、ありがとうございました。